昆虫標本を作ろう
大切にかわいがっていた昆虫。でもいつかは別れのときはやってきます。
その輝かしい姿を標本としてあなたも残してみませんか?簡単な標本作りを元ペットショップ店員のビッダーズ・ペット担当が伝授いたします。
step1 軟化
死亡後、時間が経過してしまった甲虫は、硬直してしまっていて、形を整えようとすると足などが折れてしまいます。手足を綺麗な形に整形するために行う作業が「軟化」です。
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歯ブラシなどで洗い、ダニを排除する。
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密閉容器に40度くらいのお湯を張り、その中に虫を入れる。
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全身が浸かるよう、ティッシュなどで押し付けてふたをする。
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半日から一日後、コキコキ動く程度になったら完了!

tips
湯につけたまま忘れてた!
つけすぎると虫の中身(?)がふやけすぎてしまい、崩れてしまう事が・・・。最低半日に一回は軟化具合の様子を見ましょう。崩れてしまったらアウト!あきらめましょう。ちなみに死後1〜2日なら硬直していないので軟化は必要ありません。
水道で虫を洗っている写真 まず虫を洗います。流水にさらしながら、古い歯ブラシなどでやさしく洗ってください。ダニなんかが残っているとボロボロになってしまうから丁寧に!
次にお湯につけます。ちゃんと全身がつかるように注意。長時間つけすぎても溶けてしまうので様子を見ながら。
ティッシュを使いましたが、ガーゼ等でも可。
密閉容器に入れて湯につけてる写真
完成後、容器から取り出した虫の写真 約一日後、軟化が終わった状態。途中、湯が冷めたら交換すると早くふやかせます。 手足がコキコキ動くようになりました。


step2 整形
軟化後、手足が動くようになった虫の形(ポーズ)を整える作業です。最終的な見た目はここで決まるので、慎重にいきましょう!
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虫を標本針で展脚板に固定する(展脚板が無ければコルクやダンボールでもOK)。針を刺す位置は人間で言う心臓くらいの位置。少し左右にずらさないと羽が飛び出たりするので注意!
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手足を展脚用丸ピンで固定していく。直接刺すわけではなく、挟み込んだり押さえたりするのがポイント。手足の角度は90度にするとかっこいい標本になります!

tips
脚がもげた!
しっかり軟化が出来ていないのに、力任せに曲げようとするとこういう目に会います。仕方が無いので瞬間接着剤などでくっつけましょう。接着はしづらいので何より折らない事が大事ですよ。
手足を動かして、大まかな形を決めます。力を入れすぎると折れてしまうので注意!折れてしまったら仕方ないので瞬間接着剤で接着します。 手足を動かして整えている写真
展脚板に固定している写真 展脚板に本体を固定します。標本針を、中心からやや左右ずらして針を打ち込み、展脚板に刺します。今回は代用品としてコルクボードを使いました。
手足の角度を整え、丸ピンで押さえつけるように固定していきます。直接刺すと手足がちぎれてしまうので注意! 整えた手足を固定している写真


step3 乾燥
ここまできたら、もう後は待つだけ。整形した虫を乾燥させるだけです。しかし、最後の詰めを誤るといままでの苦労が水の泡。最後まで気を抜かないようがんばりましょう!
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固定した虫をなるべく乾燥した場所に置く。
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固形防虫剤を添えつける。
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完成を早めたいのなら、乾燥剤で囲む。
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約1ヶ月ほど放置して完成!

tips
小さい虫が出現!
恐らくダニやヒメマルカツオブシムシです。洗いが甘かったか、防虫剤を入れ忘れた時に起こります。こうなってしまったらもう一度洗浄しましょう。ただし洗ったりしすぎると、溶けてしまうこともあります。注意!
乾燥剤と防虫剤を設置してる写真 虫に食われないよう防虫剤を添えつけます。お菓子なんかに入っている乾燥剤もつけると乾燥速度アップ!
なるべく乾燥した場所に保管します。せっかく作った標本が壊れないよう静かな場所が適しています。 乾燥写真
乾燥完成写真 約一ヶ月後。薬品を一切使わなくても、ここまでくると非常に硬くなっています。


step4 仕上げ
乾燥が終わったら、あとはよりカッコよくなるための仕上げをします。このワンポイントで本格的な雰囲気をかもし出せますよ!
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手足を固定していた丸ピンを抜く。本体を固定している針はそのまま!
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本体を固定している針ごと、展脚板から外し、標本箱に固定する。
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昆虫ラベルを張り、ふたを閉めて完成!ラベルには産地、和名、学名を書くと本格的です。

tips
丸ピンを抜いたらポーズが変わった!
必ずしっかり乾燥を終えてからピンは抜きましょう。想像以上にカチコチになりますから。こうなってしまったら、折らないように注意しつつ、もう一度丸ピンで固定しましょう。
手足を固定していた丸ピンをそっと抜いていきます。勢いあまって固定している背中の標本針まで抜かないように・・・。 丸ピンを抜いている写真
標本箱に固定した写真
? 標本箱に移し変えます。標本箱の底にはコルクなどが敷いてあるので、そのまま刺せるはずです。ラベルを張る位置を少し残しておきましょう。
データラベルの例。学名などを入れると本格的になります。その他製作日時を入れておいてもOK。自由研究っぽい? データラベルのアップ



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