| ■錦鯉の歴史 |
鯉(錦鯉でなく真鯉)の発祥地は中央アジアと言われています。日本でも有史以前の地層から鯉の化石が出土されており、河川や湖に古くから鯉が生息していたと推測されます。鯉を鑑賞用や食用として飼う風習は、奈良時代には既に全国に広まっていたようです。
19世紀の初め、新潟県で、養殖されている食用の真鯉が突然変異を起こし、白色や赤色の鱗を持つ鯉が現れました。それらの鯉をかけ合わせ、様々な模様、色彩を持った鯉が作られました。それが錦鯉の始まりだと言われています。
錦鯉のいくつかの品種が固定され、全国的に有名になったのは明治時代に入ってからです。当初錦鯉は「紅白」という赤と白の二色からなる品種が中心でしたが、大正時代には、「三色」の名で知られる「大正三色」という赤、白、黒の3色で構成される品種が誕生し、急速に普及しました。
錦鯉ブームは高度成長期、バブル期の二回に渡りそのピークを迎えたとされています。景気が停滞する昨今ではそのブームも静かなものになりつつありますが、「ビッダーズ錦鯉オークション」や、錦鯉店のホームページでの通信販売など、インターネットを利用した新しい流通に業界も取り組み始めており、癒し系の鑑賞魚としての今後の普及が期待されています。 |
|